Japanische Klassiker mit Furigana
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さばくのまちとサフランしゅ
砂漠の町とサフラン酒
小川 未明
Lesen Sie 砂漠の町とサフラン酒 (さばくのまちとサフランしゅ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.790 Zeichen · 8 Bildschirme
「このお酒を召しあがると、疲れがなおってしまいます。」と、美しい女たちがいいました。
みんなは、喜んで、サフランの赤い酒を飲みました。すると、女たちのいったように、たちまちのうちに、疲れがなおってしまいました。ほんとうに、いい気持ちになってしまいました。
「なんという紅い、美しい色だろうな。」といって、若者はコップの酒を、燈火の前へ掲げてながめたりしました。
元気を恢復すると、彼らは、いよいよ山の方に向かって、働きにゆくために出発したのです。彼らは、山へいって、岩を砕いたり、土を掘ったりして働きました。
しかし、いつまでも、遠い他国で、暮らすという気にはなれません。彼らは、ふるさとが恋しくなりました。そして、すこしでもたくさん、金をためて、故郷に帰って、家の人々を喜ばし、安楽に日を送りたいと思ったのであります。
彼らは、ふたたび、砂漠の中を旅をする用意をして、山から出て、ふもとをさして急ぎました。赤い町が、「いまお帰りですか?」というように、目の前に笑っているのでありました。
「くるときに、この町で、サフラン酒を飲んだが、その酒の味は忘れることができなかった。