Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひぶん
碑文
豊島 与志雄
Lesen Sie 碑文 (ひぶん) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.294 Zeichen · 27 Bildschirme
つきつめたところをいいますと、私個人ではなく、徐和のような存在に対して、吾々はこれから闘ってゆかねばならないという信念が、だんだんはっきりしてきました。」
曹新は一気にいってしまって、そっと崔之庚の顔色を窺いました。崔之庚はただうなずきながら、やはり温和な柔い態度をしていました。
「ああ、それはよいことだ。」と彼は答えました。「どちらも、お前の気の向くようにするがよかろう。それから、わしについてもまた、なにかの碑を建てたくなるようなことが、近いうちに起るかも知れないよ。」
「それは、どういう意味ですか。」
「お前にも大体分ってると思うが、わしはもうすっかりあらゆる野心を捨てて、こういう生活をしている。徐和とは違った意味での隠遁だな。どうも吾々は、結局のところ、変なところへ突き当ってしまう癖があるらしい。ところが、そのために却って、危険な地位に立つこともあるらしいよ。」
崔之庚は微笑を浮べて何気なく話していましたが、それが、曹新には大きな不安となって響きました。
「まあ話はいつでもゆっくり出来る。」と崔之庚はふいにいいました。「冷紅がみごとな贈物を貰ったお礼に、早速、老酒の古い甕を開けることにしよう。