Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かみさまのふとん
神様の布団
下村 千秋
Lesen Sie 神様の布団 (かみさまのふとん) von 下村 千秋 (しもむらちあき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 4.585 Zeichen · 10 Bildschirme
お客が行ってしまってからも、主人は一人でぷりぷり怒っていましたが、とにかく一度その布団を調べてみようと思い、二階のお客の部屋へ上って行きました。
布団のそばにすわってじっと様子をうかがっていると、やがて子供の声がしてきました。それはたしかに一枚の掛け布団からするのでした。あとの布団はみんな黙っています。そこで主人は、これは不思議だと、二人のお客にまでつけつけと言ったことを後悔しながら、その掛け布団だけを自分の部屋へ持って来て、そしてそれを掛けて寝てみました。子供の声はたしかにその掛け布団からするのでした。
「お前、寒いだろう。」
「いいえ、兄さんが寒いでしょう。」
主人は一晩中眠ることが出来ませんでした。
夜の明けるのを待って、主人はその布団を買った古着屋へ行き、その話をくわしくしました。古着屋の主人は、そんな布団のいわれは知らないが、その布団は、出入りの古着商から買ったというのです。そこで宿の主人はその出入りの古着商をたずねて行きますと、その人は、あの布団は、町の場末にあるひどく貧乏な商人から買ったのだと言うのでした。で、宿の主人は布団のいわれを探し出すために、根気よくそれからそれへとたずねて行きました。