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Japanische Klassiker mit Furigana

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じんじゃごうしにかんするいけん

神社合祀に関する意見

南方 熊楠

Lesen Sie 神社合祀に関する意見 (じんじゃごうしにかんするいけん) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 32.819 Zeichen · 64 Bildschirme

Aozora Bunko

に娼妓や芸者の似顔の石板画や新聞雑誌の初刊付録画を掛けておる。外人より見れば、かの国公園内の雪隠か動物園内の水茶屋ほどの爾たる軽き建築ゆえ、わざわざこんな物を見に来るより、自国におりて広重や北斎のむかしの神社の浮世絵を集むるがましと長大息して、去りて再び来たらず。

邦人はまた急に信仰心が薄くなり、神社に詣るも家におるも感情に何の異りなく、その上合祀で十社二十社まるで眼白鳥が籠中に押し合うごとく詰め込まれて境内も狭くなり、少し迂闊とすれば柱や燈架に行き中り、犬の屎を踏み腹立つのみ。稲八金天大明権現王子と神様の合資会社で、混雑千万、俗臭紛々難有味少しもなく、頭痛胸悪くなりて逃げて行く。小山健三氏、かつて日本人のもっとも快活なる一事は休暇日に古社に詣り、社殿前に立ちて精神を澄ますにあり、と言いしとか。かかることはむかしの夢で、如上の混成社団に望むべくもあらず。およそいかなる末枝小道にも、言語筆舌に述べ得ざる奥儀あり。いわんや、国民の気質品性を幾千年養成し来たれる宗教においてをや。合祀は敬神思想を盛んにすと口先で千度説くも何の功なきは、全国で第二番に合祀の多く行なわれたる和歌山県に、全国最多数の大逆徒と、無類最多数の官公吏犯罪(昨年春までに二十二人)を出し、また肝心の神職中より那智山事件ごとき破廉恥の神官を出せる