Japanische Klassiker mit Furigana
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ふちょうのごげん
符牒の語源
三遊亭 金馬
Lesen Sie 符牒の語源 (ふちょうのごげん) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.981 Zeichen · 13 Bildschirme
それも近頃の若い床やさんは御存知ない。ぼくが剃刀を買っておいてくれと頼んでおいた。次に行って、
「この剃刀はいくらだい」
というと、職人が親方に、
「ヘイビキですか、ではヘイカタ戴いていいんですねえ」
金の数の符牒は諸家の紋所を取った言葉が多い。
一 ヘイ 平 たいらで
二 ビキ 丸に二引きの紋
三 ヤマ 山は上へ三本出る
四 ササキ 佐々木高綱の紋 四つ目
五 片個 一個二個と数えて片方の手で五個
六 サナダ 真田の紋 六文銭
七 タヌマ 田沼様が七曜の星
八 ヤワタ 八幡
九 キワ 十のきわ
一から九まで ツノコエ 一つから九つまでツの声がつく
十から上 ツバナレ 十から上はツがいらない
落語のなかへでてくるお上品な符牒の咄に、『青菜』というのがある。出入りの植木屋に旦那が青菜のヒタシ物を食べさせようと奥様にいいつけると、奥様が、
「鞍馬から牛若丸がいでまして、その名を九郎判官」というと、旦那が、
「ああそうか、それでは義経にしておきな」
青菜は食べてしまったというのを、
「その名を九郎判官」
それではよしにしようで、
「義経にしておけ」御家庭としては上品なよい符牒で、それを植木屋が旦那に教えてもらって、自分のかみさんに「今度友達がきたときに、大きな口をあいて、ないよといわないでこの符牒でやってみろ」