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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいよじげんのおとこ

第四次元の男

海野 十三

Lesen Sie 第四次元の男 (だいよじげんのおとこ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.156 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

そして改まった口調でいいだしたことである。

「ふうむ、君の人相を仔細に見たのは今が初めてであるが、君の人相は天下の奇相であるぞ。愕いたもんだ」

「なんだね、その奇相というのは……」

わたくしは、いささか気味がわるくなって、問いかえした。すると藤田師は、平生のぐうたら態度に似合わず、きちんと膝に手を置いて、

「むかしわれ等の先輩の一人は、草履取木下藤吉郎の人相を占って、此の者天下を取ると出たのに愕き、占いの術のインチキなるに呆れ、その場で筮竹をへし折り算木を河中に捨て、廃業を宣言したそうであるが、その木下藤吉郎は後に豊太閤となった。だが、わしは今、この天眼鏡と人相秘書とを屑屋に売り払おうと思う」

「おい、脅かしっこなしだ。なに事だね、一体それは……」

「つまり君の人相だ。実に千万億人に一人有るか無しの奇相である。それによると、君はわれわれが今見ている現実世界の住人ではない」

「えっ、なんだって、少しもわけがわからない」

「わからないことはない。君は、超宇宙人種だ」

「超宇宙人種? いよいよわからなくなった。超宇宙人種かもしれないが、現にこうしてりっぱな日本人として、君の目の前にいる」