Japanische Klassiker mit Furigana
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ふんにょうたん
糞尿譚
火野 葦平
Lesen Sie 糞尿譚 (ふんにょうたん) von 火野 葦平 (ひのあしへい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.974 Zeichen · 99 Bildschirme
ことの出来るのは愉快なことである、我々が競争し得意を奪うために、だんだんと汲取賃が低下したことは何という馬鹿げたことであったか、かかる不潔なる仕事をしながら、安い汲取賃の支給を受け、しかも聞くに堪えぬ侮辱を受ける道理はない、組合が出来た以上は、も早、市民は協定以外の料金を以て、如何なる者にも汲取りを依頼することが出来ない、割引きしなければ別の者に頼むという言葉を以て、我々を脅迫することは出来ない、考えれば汲取料金は月一円でも安い位である、我々が清掃に従事しなければ市民は一体どうするつもりであるか、自分で棄てに行くか、さもなければ、排泄を停止するの外はないではないか、と、これはどこかで誰かから聞いたような文句だと思いながら、興奮して一気にまくし立てた。彦太郎の演説の間、ひとりで盃を何杯も重ねていた天野は、ぐっと酒を呑みこみ、胸を反らせ、息を吸いこんで眼を白黒させると、わ、わ、わしは、く、く、く、く、組合は、は、は、反対だ、と云った。いい気になっていた彦太郎は愕然として、どうしてな、あんた、どうして、組合には反対か、あんた、と意気ごんで訊ねた。天野は猿のような顔ににやりと薄笑いを浮かべて、傲然と、わ、わ、わ、わしも、ト、ト、ト、トラックを、か、か、買うことにした、く、く、く、組合なぞ、わ、わ、わしは、か、か