Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 150.580 Zeichen · 287 Bildschirme

Aozora Bunko

と、案の定、何でそんなに何遍も会わんならんねん、と云うようなことなので、五通話も費して訳を話すと、それはそうかも知れないけれども、どうなるとも分らないうちから、二人きりで会うようなことを許してよいかどうか私には分らないから、今夜兄さんと相談して明日返事をしようと云う。で、幸子は翌朝、向うから懸って来ないうちにと、又公衆電話へ走って行って、どうやら義兄が―――時間、場所、監督等、いろいろ条件つきではあるが、―――許可したことを確かめてから、雪子の方を当ってみると、これは分りが早くて直ぐ承知した。

その日も幸子が、手土産に切り花を一束提げて井谷の家まで附き添って行き、最初に紅茶の接待に与って四人で暫く雑談をしてから、瀬越と雪子は二階へ案内され、幸子は階下で井谷と話しながら待っていたが、一時間ばかりと云う約束が三四十分超過した頃に、二人は降りて来た。帰りは瀬越が一と足後に残ることになり、姉妹が先に暇を告げたが、今日は日曜で悦子が家にいることを慮って、幸子はそのまま神戸へ出、オリエンタルホテルのロビーへ行ってもう一度お茶を飲みながら、会見の模様を雪子に聞くと、