Japanische Klassiker mit Furigana
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めばえ
芽生
宮本 百合子
Lesen Sie 芽生 (めばえ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.924 Zeichen · 81 Bildschirme
を見ると浅草の活動のかんばんを思い出す。
用いふるした金ペンと小さい鉛筆をためるのと、髪の毛の数を想像し、草の生えて居るところを四角に切って元禄にとって行くのは馬鹿げたことでたのしみなことである。
ひまっつぶしにはくもとにらめっこをするのがいい、いつまでたってもあきることがない。人形になる、天狗になる、蛇になる、天馬になる、スヒンクスになる、宮殿になる、様々に変ってやがて馬鹿にしたようにプッととんでってしまうから。
第四日
人間が無念無想になる時は、一日の中に可成沢山有る。私の一日中に無念無想になる時には、
朝起きてかおを洗う時……手拭に水をためて顔にあてた切那、
あくびをする時、あついお湯にしずむ時、だるくってそ□□□けんになった時、ハッと思った時、
こんな時になる。
又、一番下らない事をしみじみ考えるときは、
ひざを抱いて柱によっかかった時、
団扇の模様を見て居る時、
人のものをたべるのをはたで見て居る時、
障子の棧を算えて居ると妙に気が落つく、又蠅の糸の様な足を二本合せておがんだり、三本合わせておがんだりして居るのを見るといやに面白い中にせわしないイライラな気持になる。