Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

林「出て往くも往かねえも要らねえ、否なら否で訳は分ってる、突然頭部にやして、本当に呆れてしまう、何だって打ったよ」

菊「打たなくてさ、旦那様のお留守に冗談も程がある、よく考えて御覧、私は旦那さまに別段御贔屓になることも知っていながら、気違じみた真似をして、直に出て往っておくれ、お前のような薄穢い者の女房に誰がなるものか」

林「薄穢けりアそれで宜えよ、本当に呆れて物が云われねえ、忌なら何も無理に女房になれとは云わねえ、私の身代が立派になれば、お前さんよりもっと立派な女房を貰うから、否なら否で分ってるのに、突然烟管で殴すてえことがあるか、頭へ傷が附いたぞ」

菊「打ったって当然だ、さっさと部屋へおいで、旦那さまがお帰りになったら申上げるから」

林「旦那様がお帰りになりア此方で云うて暇ア出させるぞ」

菊「おや、何で私が……」

林「何も屎も要らねえ、さっさと暇ア出させるように私が云うから、然う思って居るが宜え」

と云い放って立上る袖を捕えて引止め、

菊「何ういう理由で、まお待よ」

林「何だね袂を押えて何うするだ」

菊「私が何でお暇が出るんだえ、お暇が出るといえば其の理由を聞きましょう」