Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

若「困るたって、どうも歩けませんもの」

梅「歩けんと云って、そうして居ては……」

若「少し負って下さいませんか」

梅「何うして私も草臥れています」

先の方へぽく/\行く人が、後を振反って見るようだが、暗いので分らん。

梅「えゝもし……其処においでのお方」

男「はっ……あー恟りした、はあーえら魂消やした、あゝ怖かねえ……何かぽく/\黒え物が居ると思ったが、こけえらは能く貉の出る処だから」

若「あれまア、忌な、怖いこと……」

男「まだ誰か居るかの……」

梅「いえ決して心配な者ではありません、拙者は旅の者でござるが、足弱連で難儀致して居るので、駕籠を雇いたいと存ずるが、此の辺に駕籠はありますまいか、然うして鴻の巣まではまだ何の位ありましょう、それに其方は御近辺のお方か、但し御道中のお人か」

男「私は鴻の巣まで帰るものでござえますが、駕籠を雇って後へ帰っても、十四五丁入らねえばなんねえが、最う少し往けば鴻の巣だ、五丁半べえの処だアから、同伴でも殖えて、まアね少しは紛れるだ、私も怖ねえと思って、年い老ってるが臆病でありやすから、追剥でも出るか、狸でも出たら