Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
御主人様が零落れて出るのを見棄てゝは居られません、何処までもお供をして、倶に苦労をするのが主従の間だから、悪く思って下さるな」
と説付けました。
二十七
段々訳を聞いても岩吉はまだ腑に落ちんので、
岩「主従はそれで宜かろうが、己を何うする」
忠「屋敷奉公をすりゃア斯ういう場合にはお供をするが当然さ、お前さんには済まないが忠義と孝行と両方は出来ません、忠孝全からずというは此の事さ」
岩吉にはまだ言葉の意味が分りませんから、怪訝な顔をして、
岩「何だア、忌に理窟を云やアがって、手前近え処じゃアなし、えおう五十里も百里もある処へ行くものを、まったからずって待たずに居られるか」
忠「然うじゃアありません、忠義をすれば孝行が出来ないという事です」
岩「それは親に孝行主人に忠義をしろてえ事は己も知っている、講釈や何かで聞いたよ」
忠「それですから孝行と忠義と両方は出来ませんよ」
岩「出来ねえって……骨を折ってやんなよ」
忠「うふゝゝ骨を折ってやれと云ったって出来ませんよ」
岩「手前は生意気に変なことを云って人を困らせるが、己は他に子供が無し、手前たった一人だ、年を老った