Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

忠「他人に殺されてお暇になったんだよ」

岩「お暇……てえのは……お屋敷を出るんだろう」

忠「然うさ」

岩「出て……」

忠「分らんね、零落てしまうんだよ、御浪人になるんだよ、それだから私が従いて行かなければならない、仮令私が御免を蒙ると云ってもお前が己が若ければお供をして行くとこだが、手前何処までもお供申して御先途を見届けなければならんと云うのが当然な話だ、其のくらいな覚悟が無ければ、頭で武家奉公をさせんければ宜いや、然うじゃアありませんか、お前さんは屹度野暮に止めるに違いないと思ったから、手紙を上げたんだ、分りませんかえ」

岩「むゝ……分った、むゝう成程侍てえものは其様なものか……だから最初武家奉公は止そうと思った」

祖「忠平、親父が来たのじゃアないか」

忠「へい、親父がまいりました」

祖「おや/\宜くおいでだ、岩吉入んな」

岩「御免なせえまし、誠にお力落しさまで……今度急に忰を連れてお出でなさる事になったんで、まゝ是はどうも武家奉公をすれば当然のことで、へえ私も五十八で」

祖「貴様も老る年で親父も困ろうから跡へ残っているが宜いにと云っても、彼が真実に何処までも随いて行ってくれるという、その志を止められもせず、貴様には誠に気の毒でね」