Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
ところの文を其の場所に落して置き、此の梅三郎に其の罪を負わする企みの密書、織江殿を殺害いたした者はお屋敷内他にある考えであります」
祖「ムヽー証拠とあらば見せろ」
梅「御覧下さい」
と例の手紙を出して祖五郎に渡しました。祖五郎はこれを受取り、披いて見ましたところ、頓と文意が分りませんから、祖五郎は威丈高になって、
祖「黙れ、何だ斯様のものを以て何の云訳になる、これは何たることだ、綾が取悪いとか絹を破るとか、或は綿を何うとかすると些とも分らん」
梅「いえ、拙者にも匿名書で其の意味が更に分りませんが、拙者の判断いたしまする所では、お屋敷の一大事と心得ます」
祖「それは何ういう訳」
梅「左様、絹木綿は綾操にくきものゆえ、今晩の中に引裂くという事は、御尊父様のお名を匿したのかと心得ます、渡邊織江の織というところの縁によって、斯様な事を認いたのでも有りましょうか、此の花と申すは拙者を差した事で、今を春辺と咲くや此の花、という古歌に引掛けて、梅三郎の名を匿したので、拙者の文を其処へ取落して置けば、春部に罪を負わして後は、若江に心を懸ける者がお屋敷内にあると見えます、それを青茎の蕾の儘貴殿の許へ送るというのは若江を取持いたす