Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
○「へえー酷い奴だね、其奴ア怨まア、直に幽的が出ましたかえ」
僧「私も可愛そうじゃアと思うた、斯ういう仏は血盆地獄に堕るじゃ、早く云えば血の池地獄へ落るんじゃ」
○「へえー」
僧「斯ういう亡者には血盆経を上げてやらんと……」
○「へえー……けつ……なんて……けつを……棒で」
僧「いや血盆経というお経がある、七日目になア其の夜の亥刻前じゃったか、下駄を履いて墓場へ行き、線香を上げ、其処で鈴を鳴し、長らく血盆経を読んでしもうて、私がすうと立って帰ろうとすると」
○「うん、うん」
僧「前が一面乱塔場で、裏はずうと山じゃな」
○「うん/\」
僧「其の山の藪の所が石坂の様になって居るじゃ、其の坂を下りに掛ると、後でぼーずと呼ぶじゃて」
○「ふーん、これは怖えな、鐵もっと此方へ寄れ、成程お前さんを呼んだ」
僧「何も私に怨みのある訳はない、縁無き衆生は度し難しというが、私は此の寺へ腰掛ながら住職の代りに回向をしてやる者じゃ、それを怨んで坊主とは失敬な奴じゃと振向いて見た、此方の勢が強いので最う声がせんな」
○「へえー度胸が宜うごぜえやすな、強いもんだね、始終死人の側にばかりいるから怖くねえんだ、うーん」