Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

のは渡邊お竹で、宗達が看病を致して居りますので、

婢「お呼びなさいましたかえ」

宗「一寸こゝへ入ってくれ」

婢「はい」

宗「序に水を持って来ておくれ、病人がうと/\眠附くかと思うと向座敷で時々大勢がわアと笑うので誠に困る」

婢「誠にお喧しゅうござりやしょう」

宗「其処をぴったり閉めておくれ」

婢「畏まりやした」

と立って行って大勢の所へ顔を出しまして、

「どうかあの皆さん相宿の方に病人がありやすから、余り大え声をして、わア/\笑わないように、喧しいと病人が眠り付かねえで困るだから、静になさえましよ」

侍「はい/\宜しい……病人がいるなら止しましょう」

○「小声でやってくだせえ、皆は虚っぺえ話で面白くねえ、旦那が武者修行をした時の、蟒蛇を退治たとか何とかいう剛いのを聞きたいね」

侍「左様さ拙者は是迄恐ろしい怖いというものに出会った事はないが、鼠に両三度出会った時は怖いと思ったね」

○「ど何処で」

侍「南部の恐山から地獄谷の向へ抜ける時だ」

○「へえー名からして怖ねえね恐山地獄谷なんて」

侍「此処は一騎打の難所で、右手の方を見ると一筋の小川が山の麓を繞って、どうどうと小さい