Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
村「二枚で此の値段書では大層に安い物だの」
縫「へい、お安うございます、貴方お裏は新しいものでございます」
村「何ういう訳で此れを払うというのだえ」
縫「先方はよく/\困っているのでございます」
村「丈や身巾が違うと困るね」
縫「左様ならお置き遊ばしては何うでございます、一日ぐらいお置きあそばしても宜しゅうございます」
村「余り縞柄が好いから、欲しいような心持もするから、置いてっておくれ」
縫「左様でございますか、じゃア私が今日の暮方までに参りませんければ、明朝伺いに上ります」
村「では後で好くめて見よう」
是をお世話いたせば幾許か儲かるのだから先ず気に入ったようだとお縫は悦んで帰ってしまう、後でお定を呼んで、
村「手伝っておくれ、解いて見よう、綿は何様なか」
と段々解いて見ると。不思議なるかな襟筋に縫込んでありました一封の手紙が出ました。
村「おや、定や」
定「はい」
村「此様な手紙が出たよ」
定「おや/\襟ん中から奇態でございますね、何うして」
村「私にも分らんが、何ういう訳で襟の中へ……訝しいの」
定「女物の襟へ手紙を入れて置くのは訝しい訳でございますが、情夫の処へでも遣る