Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
喜「これは怪しからん、富彌、何ういう心得だ、上から下された水飴というものは一通りならんと、梅の御殿様の思召すところは御情合で、態々仰附けられた水飴を何で左様な事をいたした」
富「お毒でございますから、お口に入らん内にと口でお止め申す間合がございませんから、無沙汰にお庭へ棄てました」
喜「それは又何ういう訳で」
富「何ういう訳と申して、只今申上げる訳にはまいりませんが、至ってお毒で」
喜「ムヽウ、是は初めて聞く水飴は周の世の末に始めて製したるを取って柳下惠がこれを見て好い物が出来た、歯のない老人や乳のない子供に甜めさせるには妙である、誠に結構なものが出来た、後の世の仕合であると申したという、お咳などには大妙薬である、斯る結構な物を毒とは何ういう理由だ尤も其の時に盜跖という大盗賊が手下に話すに、是れは好いものが出来た、戸の枢に塗る時は音がせずに開く、盗みに忍び入るには妙である至極宜い物であると申したそうだ、同じ水飴でも見る人によっては然う違う、拙者もお見舞いに差上る積りで態々白山前の飴屋源兵衞方から持参いたした此の水飴」