Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
作「何卒此の事を世間へ言わんよう、内聞にしてくれ」
と云うと、母子とも堅いから金を受けません、それでは困ると云うと。
權「そんなら私が志しが有りますから、此のお金をお貰い申し、昨年から引続きまして、当御領地の勝山、津山、東山村の辺は一体に不作でごぜえまして、百姓も大分困っている様子でございますから、何うか施しを出したいものでがす、それに此の皿のために指を切られたり、中には死んだ者も有りましょうから、どうか本山寺様で施餓鬼を致し、乞食に施行を出したいと思います」
作「あゝ、それは感心な事で、入費の処は私も出そう」
と云うので、本山寺という寺へまいりまして、和尚さまに掛合いますと、方丈も大きに感心して、そんならばと、是れから大施餓鬼を挙げました。多分に施行も出しました事でございまして、彼の砕けた皿を後世のためにと云うので、皿山の麓方のこんもりとした小高き処へ埋めて、標しを建て、これを小皿山と名づけました。此の皿山は人皇九十六代後醍醐天皇、北條九代の執権相摸守高時の為めに、元弘二年三月隠岐国へ謫せられ給いし時、美作の国久米の皿山にて御製がありました「聞き置きし久米の皿山越えゆかん