Japanische Klassiker mit Furigana
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しちひゃくごじゅっく
虚子五句集(下)〔全2冊〕
高浜 虚子
Lesen Sie 虚子五句集(下)〔全2冊〕 (しちひゃくごじゅっく) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.288 Zeichen · 78 Bildschirme
いつもこの椅子にある身や虫今宵
三味線にすがりて盲ひ虫の宿
八月十二日 稽古会、第四日。小諸山廬。
山里の盆の月夜の明るさよ
日数へて我に古りたる秋簾かな
八月十三日 稽古会、第五日。小諸山廬。
秋灯や夫婦互に無き如く
八月十四日 稽古会、第六日。小諸山廬。
蜻蛉の逆立ち杭の笑ひをり
草花火たら/\落ちぬ芋の上
露草に似たる女を訪ねばや
人顔の西瓜提灯ともし行く
八月十五日 稽古会、第七日、終。小諸山廬。
膝に来て稲妻うすく消ゆるかな
稲妻の今宵は殊に心細そ
秋扇を持ち垂らしをり膝抱いて
八月十八日 小諸ホトトギス会。六供、応興寺。
気儘なる秋の簾を吊しけり
向う家の秋の簾も垂れしまゝ
ころ/\と雷がころげて秋夕立
八月二十二日 岡安迷子、島田紅帆、阿部けさを来る。小諸山廬。
とり出して祭提灯埃吹く
お神楽や世話人何か立ち廻り
ほつ/\と家ちらばりて秋野かな
八月二十五日 桃花会。伊賀、名古屋連中参会。小諸山廬。
酒折の宮はかしこや稲の花
裸子をひつさげ歩く温泉の廊下
川向ふ西日の温泉宿五六軒
前通る人もぞろ/\橋涼み
橋涼み温泉宿の客の皆出でゝ
八月二十九日 小海線に搭乗、甲州下部温泉に到る。下部『ホトトギス』