Japanische Klassiker mit Furigana
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けつえきがたさつじんじけん
血液型殺人事件
甲賀 三郎
Lesen Sie 血液型殺人事件 (けつえきがたさつじんじけん) von 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.256 Zeichen · 71 Bildschirme
といって、私が両親を疑わなければならない理由は全然ないのだ。
私はこの事を先生に報告して、
「例外じゃないのでしょうか」
というと、先生はじっと私の顔を眺めて、
「測定の間違いはないでしょうね」
といわれた。先生はいつも口癖のように、血液型の決定は一見非常に容易のようで、素人でも一回教われば、直ぐその次から出来るように思える。又事実出来もするのであるが、決して馬鹿にしたものでなく、十分の経験と周到な用意を持ってしないと、往々にして他の原因で凝集するのを見誤る場合があるから、経験の足りないものの測定は危険性があるという事を、強調しておられたのだった。
「大丈夫だと思うのですけれども」
と答えると、先生は暫く考えて、
「もう一度やってごらんなさい」
といわれた。
それで、もう一回やって見たのだが、結果はやはり同様だった。
先生は、
「君の手腕を疑う理由ではないんですが、一度採血して持って来ませんか」
そこで私は又かと嫌がる両親弟妹から、それぞれ少量の血を採って、先生の所へ持って行った。
それから二三日して、先生は結果については少しも触れないで、
「君は今の家で生れたんですか」