Japanische Klassiker mit Furigana
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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
Lesen Sie 被差別部落とは何か (エタにたいするあっぱくのえんかく) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.169 Zeichen · 267 Bildschirme
かかる次第でしたから、家人・奴婢のままでいて、位階を授かっていたものも随分あります。位階あるものは無位のものの上席にいるのでありますから、奴婢でいて良民よりも地位の高いものがありうる次第であります。この制度は平安朝になりましては、だんだん崩れて参りまして、良賤の通婚をも黙許するという姿になり、中頃以後にもなりますと、随分立派な身分の者が、好んで家人になることが多い様になりました。例えば源氏の頭領源頼信の如き、また平新皇とまで云われた平将門の如きすらがそれで、頼信は関白藤原道兼の家人となり、将門は太政大臣藤原忠平の家人になっておりました。そもそもかく身分ある者までが、自ら好んで賤民の列に落ちるというのはどういう訳かと申しますと、当時の語に、「一人の跨に入りて万人の首を超える」ということがありました。立派な人の家人になって、その主人にさえ頭を下げておれば、所謂虎の威を藉る狐で、主人の威光を笠に着て万人の上に立つことが出来る。かくて自ら身分のよいものまでが賤民の列に這入るのでありますから、あたかも文学博士の令息や、国会議員の令嬢が、自ら進んで俳優になられる様になると、自然に俳優の身分が上がって、旧時の河原乞食と云われた賤者時代の事が忘れられると同じく、同じ名前の家人でいながら、もはや家人は賤民の列から解放され