Japanische Klassiker mit Furigana
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おやこいったいのきょういくほう
親子一体の教育法
宮本 百合子
Lesen Sie 親子一体の教育法 (おやこいったいのきょういくほう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.967 Zeichen · 4 Bildschirme
に生活して行ったことだと思う。明治と共に生きた親たちは、一種の人本主義で、盆栽のような人間の拵えかたには興味を感じないたちであった。人間は人間らしく誰にも十分に生きるべきだし、そういう風に生きてよいものなのだという感情は、家庭の空気の様々な変化を貫いて流れていたと思う。
親たちは、時によれば子供たちのいるところで喧嘩もしたし、やがては親と子との間に議論もされてゆくという風であった。綺麗ごとで送られる毎日ではなかった。
母にはなかなか諤々なところがあっていくつ位の時だったか、何かの事でひどく母が私を叱った。私としては自分の心づもりがあってしたことで、どうしても其が悪かったとは思えなかったらしい。悪いと思えないのだから、あやまるということもしにくかったものと思う。いつまでも御免なさいと云わなかったら、じゃあ、お母さまと百合ちゃんと、どっちが間違っているか、わかるまで二人で坐って考えよう、と云って、多分お昼だったのだろうと思うが、一度御飯をずうっとのばして、二人で向い合って坐っていたことがあった。
おしまいには、どっちが自分の間違いを発見したのだったか、覚えてもいない。