Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょっかくについて

触覚について

宮城 道雄

Lesen Sie 触覚について (しょっかくについて) von 宮城 道雄 (みやぎみちお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.533 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

ある夏、台湾へ旅行した時、穿山甲の剥製にしたのが形も面白く、珍しいので、もらってきたことがあった。そして、もらった当時は、夜中でも作曲をして、途切れた時は、ちょっと撫でたりしては楽しんでいた。ところがある夜中、いつもの通りに 穿山甲を撫でていたら、どういうものか急に気味が悪くなって、それからは、その気持が強くなり、どうしても触ることが出来なくなった。しかし、そうかと思うと、またしばらくして、何でもなくなったが、やはり、前ほど平気な気持ではなく、何となく薄気味悪いのである。

話は別になるが、私は夢を見るのに、悪夢というのは大抵の場合、蜘蛛が背中を這ったとか、毛虫がはいって来たとか、あるいは重いものが胸の上に載ったとかいうのである。また、非常に何か怖いと思う虫が手の平にのっていて、それを、いくら払い除けようとしても、どうしてもとれない夢を見る。そんな夢は私の怖い夢である。

私は手やからだに触れるものだけでも、楽しいものや怖いものがあるものだと思うと、非常に面白く感じられる。そして、感覚というものについて、いろいろ考えてみると、なかなか興味のあるものである。