Japanische Klassiker mit Furigana
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はなしにきいたこんどういさみ
話に聞いた近藤勇
三田村 鳶魚
Lesen Sie 話に聞いた近藤勇 (はなしにきいたこんどういさみ) von 三田村 鳶魚 (みたむらえんぎょ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.503 Zeichen · 15 Bildschirme
随分沢山人を斬っている、というその一面には、会津に上手な使い手があって、近藤等を煽動し、使嗾してうまく働かせた。それだから、あれだけの男があれだけに売れるような働きが出来たのであります。近藤は決して晴れ晴れした、近頃皆が喜ぶチャンバラなどというような、あっさりした、あどけないようなわけの人間じゃない。もっと粘りっ気のある、毒々しいところのある人間なのであります。
彼が人を多く斬って世間から注目された蛤御門の合戦、これは御築地の陰のところに隠れては、行き過ぎる敵をうしろから斬っては、またもとの位置に隠れている。そうしてまた敵の行き過ぎるのを見ては、そこから出て斬った。それから三条小橋の升屋喜右衛門のところに、西国筋の浪士が五六十人もおりますところへ、二十人ばかりで押しかけて行って、そのうち七人を斬って、追い飛ばしてしまったなどということは、人におぼえられている仕事だったのでありますが、近藤の人を斬ったのに、前から斬ったのは一つもない。必ずうしろから斬っている。御築地の陰から出て斬るとか、隣座敷へ呼び出して斬るとか、二階から呼びおろして斬るとかいう行き方をする。