Japanische Klassiker mit Furigana
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はなしにきいたこんどういさみ
話に聞いた近藤勇
三田村 鳶魚
Lesen Sie 話に聞いた近藤勇 (はなしにきいたこんどういさみ) von 三田村 鳶魚 (みたむらえんぎょ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.503 Zeichen · 15 Bildschirme
明治の初めに、漢学教授・英学教授の看板を出しておりましたのが、皆学者かといえば、そうじゃない。時の流行だから、随分怪しいのが多かった。近藤が道場を持っていたとしたところが、そういうわけでありましたらば、それが立派な剣客であったという早呑込みをしては、大きな間違いが出来るだろうと思います。
それからまた近藤は、決して一人で出歩かない。必ず数人の同行者がなければならなかった。これは用心深いためでありましたろうか。彼は当時京都に大勢力のある会津侯に取りついて、会津党になった、あれこそ忠実なる御用の暴力団でありました。彼がおだてられて得意に探偵をやるだけでなしに、暗殺を盛んにやりましたために、何程西国九州の連中に幕府を怨ませることをしでかしたか。なかには必ず斬らなければならぬ人でない人までやっておりはしないか、そんなことのわかるような男じゃない。彼が京都に居残ります時、清河等と別れる場合に何とも言わないで、芹沢にものを言わせて、黙々として手持無沙汰の姿でいたなんていうことは、何と解釈してよろしいか。彼は楯を持たずに戦争に出られない男である。京都におった時は、立派ないい楯があった。