Japanische Klassiker mit Furigana
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はなしにきいたこんどういさみ
話に聞いた近藤勇
三田村 鳶魚
Lesen Sie 話に聞いた近藤勇 (はなしにきいたこんどういさみ) von 三田村 鳶魚 (みたむらえんぎょ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.503 Zeichen · 15 Bildschirme
これは、会津侯は前月すでに、「在京有志の徒にして、主家なきものを守護職に属せしむる」ということを申し立ててもおりますし、のみならず、この前後に浪人を懐柔することについて、ちっとも油断なくやっておられたのでありますから、江戸から御用の暴力団が来るということを聞くと、直ちにこれを物色して、得意の懐柔手段を用いられたということは、十分想像することが出来ます。会津に属することが決定したから、近藤等は京都に踏みとどまることにしたのでもありますし、踏み止まることが出来たのでもあります。それが幾日もたたぬうちに、新選組というものになった。ここらの手際というものは、実に巧妙なものである。自体近藤というものは、小才の利く男でありまして、妥協とか、折合とかいうようなことは、最も得意な人だったのです。
それでは会津藩が近藤を用いて、どういう効能があったかというと、会津の人達は、近藤がしきりに薩長その他の秘事を内通して来るのを褒めた。探偵の技量のえらいことを感心している。探偵の上手な人間などというものは、明るい人間ではない。影の暗い人でなければならない。そうしてそれにはまことに相応した暗殺上手である。