Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうほうちゅうけいきょく
諜報中継局
海野 十三
Lesen Sie 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.537 Zeichen · 40 Bildschirme
そのアイデアというのは……」
委員G「遮二無二、マライ半島へ突入するんだ。そしてゴムを掻き集める」
委員A「駄目だ。マライはイギリスが担当している」
委員G「そんなことに気を使う必要はない。わが国は必要とする物を何時でも欲するときに取る権利があるんだ」
委員A「それにしても、マライ上陸はたいへんな用意を要する。このごろ敵日本軍の“必死必中”の攻撃機隊の活躍はすごいからなあ。途中であいつに見つかりゃ、戦艦であろうと輸送船であろうと、ストップを喰うんだ。それを冒して、安全に十分の兵力をマライ上陸させるためには、船が足らん、飛行機が足らん、更に兵員がうんと足らんぞ」
委員G「日本の方だって大損害を起している。そして日本の生産力では、とてもここ二ヶ月三ヶ月では補填出来なかろう。だから今なら強引に進めるのだ。敵日本の方ではわが国の物量がまだこんなにあったのかと愕いて、皆憂鬱な顔になるぜ。その元気のないところを衝けば、マライ上陸作戦の成功は疑いなし。そしてゴムはどんどんこっちへ輸入できる」
委員A「そうは思わんがなあ、僕は……。長官、あなたはどう考えられますな」
長官「余としては、マライ方面作戦に自信がない。