Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうほうちゅうけいきょく

諜報中継局

海野 十三

Lesen Sie 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.537 Zeichen · 40 Bildschirme

Aozora Bunko

余は悲観調ならざるを得ない」

委員連中「全く困る」「日本兵は乱暴だ」「気が変だ」

長官「たった日本の体当り一機で、わが空母や戦艦や大型輸送船を一隻ずつ轟沈撃破せられてたまるものじゃない。殊に味方の人的資源の損害は、敵に何百倍何千倍するのだから、こんな割のあわぬ不経済な戦闘はない。吾人の生産陣がいくら頑張ろうと、一週間に一隻の空母をこしらえるわけにはいかない。いや一週間に一隻の割で空母をこしらえて行っても、現在のような夥しい被害では、それを補填することが出来ないのだ」

委員A「長官に何か妙案はないのか」

長官「妙案とて有るものか。平凡なることながら、足の長い爆撃機――つまりB29や32のようなものを十万台ぐらい作って、同時に日本本土攻撃を加えるしかない」

委員A「十万台? それは一年では出来ない。少くとも五年間はかかる」

長官「やむを得ないのだ。長年月を要しても……。日本本土爆撃の外、わが国の勝つ手なしである」

委員A「しかし、わが長距離超重爆撃機が未だ日本本土上空に達しない以前に、日本軍の体当り戦闘機群に補捉されて、一機また一機と消耗していったら、どういうことになるのか」