Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうほうちゅうけいきょく

諜報中継局

海野 十三

Lesen Sie 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.537 Zeichen · 40 Bildschirme

Aozora Bunko

8

長官「日本戦闘機の達し得られない高高度を飛んでいくのだ。成層圏から入っていくのだ」

委員A「日本の戦闘機はやはり成層圏まで邀撃してくるだろう。そのときはどうなる」

長官「ああ、もうよしてくれ。胸が詰まるだけだ」

委員N「長官に申します。本会議は生産委員会であります。生産に直接関係なき議論のために貴重な時間を浪費することをやめられたい」

長官「ああ、そのとおり。ではこれより改めて開会とします……」

長官木槌を叩く。

8

或る工場の片隅にて。

技師長ヤーソン「ゴムがない、タングステンがない。これじゃ何も作れやしない」

職工長ワイス「本当かい、それは……」

技師長「君に嘘をついても仕方がない。ゴムがなけりゃ、あらゆる車輛は製造中止だ。タングステンがなければ、すぐひん曲る大砲しか出来ない。おいワイス。これから先、ろくなことはないぞ」

職工長「なぜそれを集めねえんだ」

技師長「集めるって、ストック切れだ。それに海外からの輸入は殆ど皆無だ。君たちも来月あたりには仕事にあぶれるぞ」

職工長「しかし労働時間は五十四時間に殖えたんだよ。仕事は忙しい筈なんだが……」

技師長「重要資源がなくなれば、間に合わせの仕事で不足を補わなければならない。