Japanische Klassiker mit Furigana
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まめせんすいていのゆくえ
豆潜水艇の行方
海野 十三
Lesen Sie 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.245 Zeichen · 41 Bildschirme
「し、島だ……」
「島を見ただけなら、なにもそんなにおどろくことはないじゃありませんか」
「と、ところが、あたり前じゃないんだ」
と、青木学士のことばは、すぐとぎれてしまいます。
「あたり前の島でないというと、どんな島?」
「それが、どうもへんなのだ。外国の水兵が立って番をしているんだ。しかも服装から見ると、アメリカの水兵なんだ。おどろくのもむりではないじゃないか」
青木学士は、ようやくあたり前にお話ができるようになりました。
「なんです、アメリカの水兵ぐらい。ちっとも、こわいことはないや」
「それはそうだけれど、その水兵はものものしく武装をしているのだよ。つけ剣をした銃をもっていた。防毒面をかぶっていた。おかしいではないか。日本の領土から、それほどとおくないところに、アメリカの水兵が、こんなものものしい姿をして番に立っている島があるのは、ふしぎすぎる話じゃないか」
青木学士にそういわれてみると、なるほどふしぎでもあり、へんです。日本の海岸をはなれて、船足で、わずか二日か三日ぐらいのところに、そんな島があるとは、おかしな話です。
「グアム島じゃないかしら」
と、春夫少年が、思い出していいました。