Japanische Klassiker mit Furigana
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まずしきしんと
貧しき信徒
八木 重吉
Lesen Sie 貧しき信徒 (まずしきしんと) von 八木 重吉 (やぎじゅうきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.888 Zeichen · 11 Bildschirme
秋のひかり
月
かなしみ
ふるさとの川
ふるさとの山
顔
夕焼
冬の夜
麗日
冬
冬の野
おいでなさるなら あすこだ
ほかにはいない
秋のひかり
ひかりがこぼれてくる
秋のひかりは地におちてひろがる
このひかりのなかで遊ぼう
月
月にてらされると
ひとりでに遊びたくなってくる
そっと涙をながしたり
にこにこしたりしておどりたくなる
かなしみ
かなしみを乳房のようにまさぐり
かなしみをはなれたら死のうとしている
ふるさとの川
ふるさとの川よ
ふるさとの川よ
よい音をたててながれているだろう
ふるさとの山
ふるさとの山をむねにうつし
ゆうぐれをたのしむ
顔
どこかに
本当に気にいった顔はないのか
その顔をすたすたっと通りぬければ
じつにいい世界があるような気がする
夕焼
いま日が落ちて
赤い雲がちらばっている
桃子と往還のところでながいこと見ていた
冬の夜
皆が遊ぶような気持でつきあえたら
そいつが一番たのしかろうとおもえたのが気にいって
火鉢の灰を均らしてみた
麗日
桃子
また外へ出て
赤い茨の実をとって来ようか
冬
ながいこと考えこんで
きれいに諦めてしまって外へ出たら
夕方ちかい樺色の空が
つめたくはりつめた
雲の間に見えてほんとにうれしかった
冬の野
死ぬことばかり考えているせいだろうか
枯れた