Japanische Klassiker mit Furigana
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うしすてばうますてば
賤民とは何か
喜田 貞吉
Lesen Sie 賤民とは何か (うしすてばうますてば) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.870 Zeichen · 229 Bildschirme
18 声聞師と下司法師
いわゆる非人法師、餌取法師などの輩は、古代の国法上にいわゆる賤民以外の新賤民で、三善清行のいわゆる形は沙門の如く、心は屠児の如き下司法師の徒であった。その一類を時にショウモンジということがあった。
上方地方には、後世になってもショーモン筋と呼ばれて、他から疎外される家筋のものがあった。文字には俗に「正文」、「証文」などと書いてあるが、正しくは「声聞師」である。声聞とは仏教上の語で、小乗阿羅漢の徒を云う。彼らはただ仏の説法の声を聞き、煩悩を断じて涅槃に入らんとするもので、灰身滅智を結局の目的としている。すなわち自利の行者である。菩薩の如く利他の大行を行じて、結局は仏果を得るものというのとは、大いに選を異にしているのである。そこで低級なる下司法師は、同じ法師姿をしておっても、大乗菩薩行の如法の法師等とは事変って、単に自利のみを事とする小乗下根の声聞の徒であると云う意味から、これを声聞師といって疎外したものと思われる。しかるに後にはその本義が忘れられて、彼らは人の門に立ち、経を誦し、仏名を称して、米銭を貰う乞食である、門に唱えるもの、すなわち唱門師であるという意味から、室町時代には普通に「唱門師」