Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あかいみ

赤い実

小川 未明

Lesen Sie 赤い実 (あかいみ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.156 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

「どうして、こんなところに赤い実がつきさされているのだろう。」

義雄さんは、赤い実をとげからぬき取って、木から下りると、お母さんのところへ持ってまいりました。

すると、お母さんは、

「うぐいすか、なにかそんなような鳥が、どこからか、くわえてきてさしていったのです。」とおっしゃいました。

「どうして、あんなところにさしておいたんでしょうね。」

「あとから、こっちへとんでくるお友だちに知らせる目印にしたのかもしれませんね。それでなければ、あまり赤くてきれいな実だから、食べるのが惜しくてしまっておいたのかもしれません。そして、そのうちに忘れてしまって、どこかへ飛んでいってしまったのでしょう。」と、お母さんはおっしゃいました。義雄さんは、なんだかそのうぐいすがなつかしい気がしました。

「お母さん、きっと、惜しくてたべなかったんですよ。」

「ああ、そうかもしれません。」

美しい、赤い実を掌の上にのせて、ながめていた義雄さんは、なんの実だろうかと思いました。

「お母さん、木の実でしょうか、草の実でしょうか?」と、ききました。

「やぶの中に生えている、なにかの木の実のようですね。