Japanische Klassiker mit Furigana
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あかとんぼ
赤とんぼ
Lesen Sie 赤とんぼ (あかとんぼ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.021 Zeichen · 7 Bildschirme
赤とんぼは、三回ほど空をまわって、いつも休む一本の垣根の竹の上に、チョイととまりました。
山里の昼は静かです。
そして、初夏の山里は、真実に緑につつまれています。
赤とんぼは、クルリと眼玉を転じました。
赤とんぼの休んでいる竹には、朝顔のつるがまきついています。昨年の夏、この別荘の主人が植えていった朝顔の結んだ実が、また生えたんだろう――と赤とんぼは思いました。
今はこの家には誰もいないので、雨戸が淋しくしまっています。
赤とんぼは、ツイと竹の先からからだを離して、高い空に舞い上がりました。
三四人の人が、こっちへやって来ます。
赤とんぼは、さっきの竹にまたとまって、じっと近づいて来る人々を見ていました。
一番最初にかけて来たのは、赤いリボンの帽子をかぶったかあいいおじょうちゃんでした。それから、おじょうちゃんのお母さん、荷物をドッサリ持った書生さん――と、こう三人です。
赤とんぼは、かあいいおじょうちゃんの赤いリボンにとまってみたくなりました。
でも、おじょうちゃんが怒るとこわいな――と、赤とんぼは頭をかたげました。
けど、とうとう、おじょうちゃんが前へ来たとき、赤とんぼは、おじょうちゃんの赤いリボンに飛びうつりました。