Japanische Klassiker mit Furigana
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せきがいせんおとこ
赤外線男
海野 十三
Lesen Sie 赤外線男 (せきがいせんおとこ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 38.889 Zeichen · 78 Bildschirme
それから駭いて窓から外へ飛び出すと、門衛のいますところまで駈けつけて、大変だと喚きましたようなわけです」
「すると、お前が脾腹をやられたとき、何か人の形は見なかったか」
「それが何にも見えませんでございました」
「序に聞くが、お前は赤外線男というのを聞いたことがあるか」
「存じて居ります。昨夜のあれは、赤外線男でございましたでしょうか」老人は急に臆気がついてブルブル慄え出した。
課長は、用務員を下げると、今度は深山理学士を呼び出した。
「昨夜、貴方の襲撃された模様をお話し下さい」
「どうも面目次第もないことですが」と学士はまず頭を掻いて「何時頃だったか存じませぬが、研究室のベッドに寝ていた私は、ガタリというかなり高い物音に不図眼を醒してみますと、どうでしょうか。室の入口の扉の上半分がポッカリ大孔が明いています。これは枕許のスタンドを点けて寝るものですから、それで判ったのです。私は吃驚して跳ね起きました。すると、あの赤外線テレヴィジョン装置がグラグラと独り手に揺れ始めました。オヤと思う間もなく、装置の蓋が呀ッという間もなく宙に舞い上り、ガタンと床の上に落ちました。