Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうじんひげのはかせ

超人鬚野博士

夢野 久作

Lesen Sie 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.054 Zeichen · 117 Bildschirme

Aozora Bunko

「左様で。切開手術の練習にもなります」

「フン。余計なオセッカイずくめだな。君の実験は……」

「どうも相済みません」

「よくあやまるんだな君は……ところでこの犬結核はドウなるんだ」

「ハイ。いよいよカニウレが有害な事がわかれば、その次には羽振式のカニウレを作りまして、決してソンナ心配のないように致しますので……」

羽振学士の顔色が、ダンダンよくなって来た。

「ふうむ。ソレ位の事で博士になれるのか」

「なれる……だろうと思いますので……」

「うむ。マアなるつもりでセイゼイ鼻毛を伸ばすがいい。ところで改めて相談するが、この犬の結核を何とかして治癒す訳には行かんのか」

「さあ。コイツは一寸なおりかねます」

「博士になれる位なら、犬の結核ぐらいは何でもなく治癒せるじゃろう」

「ハハハ。なんぼ博士になりましても、コンナ重態の奴はドウモ……」

「モトモト君が結核にしたんじゃないか……この犬は……」

「……そ……それはそうですけれども、治癒すとなりますとドウモ……」

「ふうむ。そんなら君は病気にかける方の博士で、治癒す方の博士じゃないんだな」

「……そ……そんな乱暴なことを……モトモト実験用に買った犬ですから僕の勝手に……」