Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちょうかきんむ
超過勤務
山本 周五郎
Lesen Sie 超過勤務 (ちょうかきんむ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.619 Zeichen · 31 Bildschirme
「だめ、だめ」と若い女が云った、「いやよ、そんなことするんならあたし帰るわ」
「ばかだなあ、なんでもないじゃないか」と青年が云った、「こうしたって、こうしたって平気なのに、どうしてそれだけいけないんだ」
「知らないふりしないで」と女が云った、「あたしまだ嫁入りまえなんですからね」
「古臭いよそんなこと、きみの躯はきみのもんじゃないか」と青年が云った、「握手をする手だってキスをする唇だってきみのもんだし、そこだって同じきみの躯じゃないか」
「いやだったら、さわらないで」
「ばかだなあ」と青年は云った、「同じ躯の一部なのに、そこだけどうして区別するのさ、頬ぺただって足だってそこだって、みんな同じ組織なんだぜ」
「あなたがくどき魔だってことは知ってるわ、あなたはきまってこう云うんだって」と女は作り声になって云った、――「ザーメンさえはいらなければ完全な処女だ、トアレへいってさっぱりするのと同じことだって、ふふ、知ってますよ」
「だってそのとおりなんだよ」
「さわらないで」女は身をそらした、「胸へさわられるとあたし死ぬほどくすぐったいのよ」
「くすぐったいだけかい」