Japanische Klassiker mit Furigana
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のぎくのはな
野菊の花
小川 未明
Lesen Sie 野菊の花 (のぎくのはな) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.396 Zeichen · 7 Bildschirme
「きっとおそく生まれたんだよ。お友だちがいなくてさびしいだろうな。」と、年ちゃんが、おそくこの世に出たみんみんに同情しました。
「あっちの森の方だな。」
そういったきりで、またみんなの目は、小犬の上に止まりました。小犬は、清吉と勇ちゃんの持ってきたビスケットを尾をふりながら食べていました。その姿は、正直な清らかな心の少年たちを動かして、いっそうかわいそうなものに思わせたのです。
「どれ、どんな犬だい。」
そこへ、牛乳のびんを持ってやってきたのは、先刻車を引いていた青年でした。
「ポインターのまじりだね。さあ、これをやろう。」
青年はしゃがんで、さらの中へ、白いとろとろとしたおいしそうな乳をびんからうつしました。雑草の間に、一輪紫色の野菊が咲いていたが、その清らかな目で、これを見守っているように思われました。