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Japanische Klassiker mit Furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lesen Sie 金属人間 (きんぞくにんげん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 78.616 Zeichen · 157 Bildschirme

Aozora Bunko

博士は、先に穴の中へはいった。そして地下道に立って、上を見あげ、

「蜂矢君。何してますか。大丈夫ですよ。おりてきたまえ」

そういってから博士は、横を向いて、にたりと気味のわるい笑いを頬のあたりに浮かべた。

「じゃあ、おりますよ」

「さあ、早くおりてきたまえ」

蜂矢は、穴へおりた。

だがかれはどうしたわけか、その前に穴の上へ、ぽんと手帳をほうりあげた。なぜ手帳を捨てたのであろうか。

それと同時に、木かげに少年の二つの目が光った。小杉二郎少年の目だった。

意外な工場

「早くおりてこないと、きみの相手にはなってやらないぞ。わたしにことわりもなく、こんな穴を掘って、けしからん奴だ」

異様な姿の針目博士は、ごきげんがはなはだよろしくない。

もうすこし蜂矢探偵が穴の上でぐずぐずしていたら、博士はほんとうに怒って、ずんずん中へはいってしまったかもしれない。

ちょうどきわどいところで、蜂矢は穴の中へとびこんで、博士のそばに、どすんとしりもちをついた。

「お待たせして、すみません。なにしろ、こんなところに地下道があるなんて、きみのわるいことです。つい、尻ごみしまして、先生に腹を立たせて、あいすみません」