Japanische Klassiker mit Furigana
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きんいろのボタン
金色のボタン
小川 未明
Lesen Sie 金色のボタン (きんいろのボタン) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.471 Zeichen · 8 Bildschirme
」と、光一がいいました。
「正ちゃん、かんにんしてね。僕、とんぼを捕ったらあげるから。」と、清二は、あやまりました。
ゆり子ちゃんは、正ちゃんをかわいそうに思いました。二人は、手をつなぎ合って、さびしそうに帰ったのであります。
それから、五、六日もたってからです。ある日、ゆり子ちゃんは、お母さんにつれられて、省線電車に乗っていました。ゆり子ちゃんは、赤い帽子をかぶって、赤いマントを着て、絵本を見ていました。すると、どこから乗ったのか、支那の男の子が、ゆり子ちゃんと並んで腰をかけていました。その子は、年もゆり子ちゃんと同じくらいで、お父さんにつれられて、どこかへいくのでした。おかしいのは、その子は、黒い帽子をかぶって、黒いマントを着て黒いぴかぴかするくつをはいているのでありました。
電車に乗っている、ほかの人たちが、二人の子供を見くらべて笑っていました。支那の子は、だんだんゆり子ちゃんの見ている絵本をのぞきました。そして、わからない言葉で、ゆり子ちゃんに話しかけたのです。
「なあに、お母さん。」と、ゆり子ちゃんは、支那の子供の言葉がわからないので、お母さんにたずねました。