Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
Lesen Sie 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 58.287 Zeichen · 119 Bildschirme
目には見えないくらい、ほんの少し動かしただけでしたが、ギンにはその片足の靴のひもが、さっきちらと見たように、ちがった結びかたがしてあるのが目につきました。ギンはやっとそれで見わけがついたので、
「わかりました。この人です。」と、いさんでまえへ出て、その女をゆびさしました。おじいさんは、
「なるほどよくあたった。それではこの娘をあげるからお家へつれておかえりなさい。私は、娘が一と息で数えるだけの、羊と牛と山羊と馬と豚を、お祝いにやりましょう。しかしお前さんが、これからさきこの娘を、何のつみもないのに、三べんおぶちだと、すぐにこちらへとりもどしてしまいますよ。」と言いました。ギンはおおよろこびで、
「いえいえけっしてそんなことはいたしません。この人をぶつくらいなら、私の手の方を先に切ってしまいます。」と、あらためておじいさんにもちかいました。おじいさんはそれを聞くと安心して娘に向って、おまえのほしいと思う羊の数を、一と息で言ってごらんと言いました。娘はすぐに、
「一、二、三、四、五。一、二、三、四、五。一、二、三、四、五。」と、一度の息がつづくかぎり五つずつ数をよみました。