Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶくぶくながながひのめこぞう

鈴木三重吉童話集

鈴木 三重吉

Lesen Sie 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 58.287 Zeichen · 119 Bildschirme

Aozora Bunko

鯨もすっかり出て来て、樽を一つずつひろって、それをまりにして、大よろこびで遊びました。

船は、それから、どん/\どん/\どこまでも走って、しまいに世界のはての陸地へつきました。

ウイリイは船から上ると、百だいの車へ、百樽の肉とパンとをつませて、二百本の革綱をつけてそれを二百人の水夫に、二人ずつで引かせて進んでいきました。

すると、向うの方で、大ぜいの狼と大ぜいの熊とが食べものに飢えて大げんかをしていました。みんなが牙をむき爪を立ててかみ合いかき合いしているので、ウイリイたちはそこをとおることができませんでした。

ウイリイはそれを見て車から百樽の肉を下して投げてやりました。みんなは喜んですぐにけんかをやめてとおしてくれました。

それからまたどんどんいきますと、今度はおおぜいの大男が、これも食べものに飢えて、たった一とかたまりのパンを奪い合って、恐ろしい大げんかをしていました。ウイリイは気をきかせて、すぐに百樽のパンをやりました。大男たちは大そうよろこんで、ぺこぺこおじぎをしました。

「私たちはちょうど百年の間けんかをしていたのです。おかげでやっと食べものが口にはいります。