Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かぎ

鍵

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 鍵 (かぎ) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.182 Zeichen · 200 Bildschirme

Aozora Bunko

六時半に夫は散歩から帰って来、七時に二人で食事をした。若筍の吸い物、蚕豆の塩うで、きぬさやと高野豆腐の焚き合せ、―――昨日錦で買って来た材料を婆やが料理したのである。ほかに六十目ほどのヒレ肉のビフテキ。(野菜を主にして脂肪分の濃厚なものは控えるように云われているのだが、夫は私との対抗上毎日缺かさず牛肉の何匁かを摂取している。スキヤキ、ヘット焼、ロースト等々いろいろであるが、半生の血のたれるステーキを最も好んで食べる。嗜好よりは必要のために食べるので、缺かすと不安を覚えるらしい)―――ステーキは焼き加減がむずかしいので、私がいる時は大概私が焼くのである。※(「魚+鑞のつくり」、第4水準2-93-92)子がようよう届いたとみえて、それも膳の上に載っていた。「これがあるからちょっと飲もうか」ということになって、クルボアジエを運んで来たが、たくさんは飲まなかった。先日私の留守中に敏子と喧嘩をした時に、夫があらかた罎を空にしてしまって、底の方にほんのちょっぴり残っていたのを二人で一杯ずつ乾したのであった。夫はそれからまた二階に上った。十時半に風呂が沸いたことを二階へ知らせた。