Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
「かまとつち」こうじょうのリト・クルジョーク
「鎌と鎚」工場の文学研究会
宮本 百合子
Lesen Sie 「鎌と鎚」工場の文学研究会 (「かまとつち」こうじょうのリト・クルジョーク) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.587 Zeichen · 12 Bildschirme
カサのない電球が天井から二箇所にぶら下って室内を照している。緊張した空気だ。
「職場における文学委員たちの任務は」
直ぐタラソフ・ロディオーノフが、党員らしいきっぱりした口調で坐ったまま始めた。
「これまでみたいに、自分一人手帖をゴチャゴチャ書きよごすことにはないんだ。タワーリシチ! 一般の自発力をひき出すことだ。壁新聞を、発行者たちの独専にしてはいけない。壁新聞を通じ、工場新聞を通じて、一般大衆の日常の闘争を、生産経済計画完成への闘争をとりあげて行かなけりゃいけないんだ!」
いいところへ来合わせた。
「鎌と鎚」工場の文学研究会が、新経済年度のはじまりといっしょに、再組織されようとしているところだ。
七月の共産党大会後、ロシア・プロレタリア作家連盟は、一つの自己批判として、文学研究会指導方針を改めた。
革命以来、各工場、クラブ内の文学研究会は共産党青年の中から多く有望な作家を送り出した。その点大きい役割を果しつつあるが一方、段々、所謂文学趣味に堕す傾向があった。
文学研究会へ出て来る青年たちは、むろん職場の連中だ。彼等は職場にいるときは、生産経済計画について熱心に討論し、職場内の反動分子と争闘しながら、いよいよ七時間の労働を終って、文学研究会の椅子へ坐ると、もう別な彼になってしまう。