Japanische Klassiker mit Furigana
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やみよのうめ
闇夜の梅
三遊亭 円朝
Lesen Sie 闇夜の梅 (やみよのうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.133 Zeichen · 44 Bildschirme
三
斯う云われるともと人が善いから、余り腹が立って口が利かれない、いきなり立って番頭の胸倉へ武者振りつこうとする途端に、ポンと堕ちたのは九兵衞が置忘れて帰った女夫巾著、番頭は早くも之を拾い取って高く差上げ、
番「こ、是じゃ、お内儀はん、是はお嬢様が不断持って居やはりました巾着でがしょう」
云いながら振ると、中からドサリと落ちた塊は五十両ではなくて八十両。
三
えゝ引続いてお聴きに入れまする、お梅粂之助は互に若い身そらで心得違をいたしたるより、其の身の大難を醸しました。扨彼の梅には四徳を具すというが然うかも知れませぬ、若木を好まんで老木の方を好む、又梅の成熟するを貞たり、とか申して女子の節操あるを貞女というも同じ意味で、春は花咲き、夏は実を結び、秋は木の葉が落ちて枯木のようになったかと思うと、又自然に芽が出て来るは、誠に妙なものでございまして、人も天然自然に此の物を見る、あゝ好い景色だとか、綺麗な色だとか、五色ばかりではなく木の葉の黄ばんだのも面白く、又染だらけになったのも面白い、これは唯其の人の好みによって色々になるのでございます。