Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あなんとじゅじゅつしのむすめ
阿難と呪術師の娘
岡本 かの子
Lesen Sie 阿難と呪術師の娘 (あなんとじゅじゅつしのむすめ) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 28.425 Zeichen · 58 Bildschirme
あなた自身を殺してまでわたしの身をひたすら庇おうとする。あなたのその厚い情が身にしみて来たようです。
娘 ――(声いきいきと)まあ阿難さま。それは本当で御座いますか。
阿難 ――わたしに今生れたこの心持は、あなたのいう恋とかいうものとは違うかも知れない。しかしそれに可成り近いものだとは想像がつきます。
娘 ――わたくしは嬉しくて死に相で御座います。
阿難 ――わたしはひたすらあなたが有難くなった。が、この気持はわたしが俗の身であった時、生みの母に対して抱いた、あのなつかしみとも親しみとも違う――。
娘 ――阿難さま。わたくしを信じて下さいまし。
阿難 ――この不思議ななつかしさ、親しみ――。わたしがこの心持であなたと一体の像になったら、後々これを見る人も、そう悪い感じは起しますまい。
娘 ――おお、何という嬉しいお言葉、さ、阿難さま。ではこのまま二人一緒に呪われましょう。
(阿難うなずきて覚悟。この時空中に激しき鳴響あり、それが終ると大音声にて目※(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)連呼ばわる。)
目※(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)連 阿難よ。