Japanische Klassiker mit Furigana
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でんきかんばんのしんけい
電気看板の神経
海野 十三
Lesen Sie 電気看板の神経 (でんきかんばんのしんけい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.480 Zeichen · 29 Bildschirme
どうせ終りまで聞けば、判るにきまっていることなのさ。僕が誰だって、この物語の進行には一向差支えないわけじゃないか。
鈴江が、捜査係長に訊ねられた一事がある。それは第二の犠牲者たるふみ子の肩のところに貼ってある万創膏について生前ふみ子が、おできが出来たとか、傷が出来たとか言っていなかったかという質問である。鈴江は知らないと答えた。同じ質問が次にお千代に発せられた。お千代は細い引き眉毛をしかめながら何か思い出そうとしているようだったが「ふうちゃんの首のところには、おできも傷もなかったようですわ、あの日のおひるっころ、ふうちゃんと蛇骨湯へ一緒に入ったんですがそのときお互様に、洗しっくらをしたんですのよ。わたしはふうちゃんの首のところに小さい黒子があるのを見付けたものですから、ちょいとおイタをしてやれと思ってふうちゃんの頸んとこをギュウギュウこすってやったんです。ふうちゃんは、あんたいたいわよ、血が出るじゃないのといいましたから、でもこの小ちゃい黒子が、どうしてもとれやしないのよと言って笑ったんですの、そのときによく注意していたと思いますが、別に傷もおできも見えなかった、ような気がしますけれど……」