Japanische Klassiker mit Furigana
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れいこんだいじゅうごうのひみつ
霊魂第十号の秘密
海野 十三
Lesen Sie 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.100 Zeichen · 86 Bildschirme
それならそれといいそうなものだが……。なんだか隆夫君までおかしくなって来た)
隆夫は、三木の勉強部屋へ通された。
しかし彼は三木に向きあったまま、急に無口になってしまった。なにかしきりに考えこんでいるようである。ふだんの明るい隆夫の調子は見られない。
そこで三木は、話しかけた。
「昨夜、電波収録装置に取っていった、あれはどうしたね。結果は分ったかい」
「あれか。あれはよく取れていたよ」
「そうか。するとあれを使って、これからどうするのか」
「どうするって。さあ……」隆夫は困った顔になった。
「どうするって、とにかくあれは参考になるね」
「君は、もしあの中に、電波が収録されていたら大発見だ。そしてそうであれば姉の病気についても、新しい電波治療が行えることになろうといっていたが、それはどうだね」
隆夫はなぜか狼狽の色を見せ、
「いや、そんなことはでたらめだ。病人を電波の力で癒すなんて、そんなことは出来るものではない」
「おかしいね。さっき君のいったことともくいちがっているし、君が日頃語っていたところともちがう。いったいどれが本当なんだ」
「断じて、僕はいう。君の姉さんの病気はきっと僕がなおして見せる。