Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
婆「こゝな処に世帯をお持ちなせえやんすか」
幸「恟りした、何んだえ」
婆「こゝな所え炭斗を置きやすが、あんた方又洗物でもあれば洗って参りやすから、浴衣でも汚れて居れば己が洗濯をします」
幸「お前何だえ」
婆「賄いの婆で、あんた方のお世話アするからお頼み申しやんす」
幸「頼みやんすは面白い、勝手を知りませんから万事お前に委せるからよ、お前何歳だえ」
婆「私は六十一になりやんす」
由「フウ田舎の人は丈夫だから此の年で働けるのです、これから見ると富藏の婆さんなぞは五十八で身体が利かねえって、ヨボ/\して時々漏しますから、彼の人の事を思えば達者だ……是は汚いが茶碗は清潔なのと取換えておくれよ、汚い物は見ぬ方が宜うございます、見ぬ事清してえから……お湯へ這入ってお出でなさい」
幸「忙しいね、お前茶を入れる様にしておくれよ……」
由「婆さん湯沸を借りて」
婆「なに」
由「湯沸」
婆「ええ」
由「ゆわかしだよ、分らねえなア、鉄瓶でも薬鑵でも宜いから小さいのを借りて、急須へお湯をさす様に、宜いかえ分ったかえ、どうも……一寸も通じねえのは酷いな……それから菓子を入れる